温暖化 / Global Warming
地球温暖化とは、産業革命前(現在は1850年から1900年と定義されている)と比較した地球気温の長期的な上昇である。地球の平均表面温度(GMST: Global mean surface temperature)は30年間の地球表面温度を平均化した値である。主に化石燃料の燃焼などの人間活動により、地球の平均表面温度は20世紀中頃以降、最も速い速度で上昇を続けている。国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC: Intergovernmental Panel on Climate Change)」は、このままの速度で地球気温が上昇を続け、2030年までにこの状況を逆転させなければ、未来の世代にとっての見通しは最悪であると警鐘を鳴らしている。一部の科学者の中では、「地球高温化」や「温室地球」といった言葉の方が、予測不能な気温上昇、地球温暖化が地球のエネルギーバランスに与える複合効果、そしてその結果もたらされる地球上の生命への危機をより正確に表現しているとの主張もある。